蜃気楼いろいろニュース
昨年の観測実績によると、6月は斜里の海岸から上位蜃気楼が最も多く観測できるシーズンです。
今年の6月もすでに2回、中規模〜大規模な蜃気楼を観測しています。幻氷シーズンと並ぶ蜃気楼シーズンといえそうです。
そこで蜃気楼関係の話題を幾つか・・・
■蜃気楼観察会を開催します!
すでに広報誌、タンネウシでも紹介していますが、6/7に蜃気楼観察会を予定しています。野外観察のほか、室内では、水そうによる上位蜃気楼の見え方の再現実験と、暖かい空気の吹き出しを使った蜃気楼の実験を用意しています。要申込みのため、希望者は博物館までご連絡下さい。
蜃気楼(しんきろう)観察会
6月は斜里の海岸で春の蜃気楼が観測できる絶好の季節です。室内で蜃気楼が発生する仕組みを実験し、実際に前浜へ行って観察します。蜃気楼が発生していない場合でも、発生しやすい方向や普段の景色との違いなどを説明し、観測のコツを学びます。
- 6月7日(土)9:00–11:30 ※雨天中止
- 定員:なし、要申込み
- 集合場所:交流記念館入口
- 持ち物:帽子、飲み物、双眼鏡(なければお貸しします。申込み時にお聞きします)
- 参加費:大人200円、小中学生無料
- 担当:佐藤トモ子(気象予報士)、合地信生学芸員
■6月2日、ふしぎに変化するフレトイ展望台
6月2日は、大規模な蜃気楼が終日観測できました。止別川からも観測できたそうですので、広範囲の海岸から見られたようです。午前中に斜里漁港から撮影したフレトイ展望台のスライドショーです↓
約2分間、数秒から数十秒おきに撮影したのですが、ピラミッド型のフレトイ展望台がさまざまな形に変化して見える様子がわかります。
■NHK「動く蜃気楼」の動画と取材記
以前にも紹介しましたが、今年2月から3月に斜里の海岸で撮影した流氷や夜景の蜃気楼がNHK道内・全国ニュースで紹介されました。全国放送のVTRがNHKの「エコチャンネル」でごらんいただけます。
また、取材したカメラマンによる取材記もブログにアップされています。
動く蜃気楼との出会い (エコチャンブログ)
放送では紹介されませんでしたが、斜里のみなさんが昔から蜃気楼に親しんでいることや、昔の冬の厳しい気候が取材を進めるうちに明らかになっていく様子などが詳しく記されています。
放送されなかった写真も紹介されていますのでぜひご覧ください!
佐藤
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