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ブログ

標本が伝える“ 密猟 ”の軌跡〜タンネウシ5月号2025

臼井 平 標本の裏には「物語」 3月31日まで実施していた特別展 「大標本展」は、生物資料が辿ってきた「物語」に着目し、展示を組み立てていきました。「電線に触れて感電死し、ウトロに大規模な停電をもたらしたシマフクロウ」「 …

令和7年度知床博物館協力会総会のご案内

日頃から博物館の運営にご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、令和7年度総会を下記の通り開催いたしますので、時節柄ご多忙のこととは存じますがご出席くださいますよう、お願い申し上げます。 記 日 時: 5月20日 …

カフェスペースができました!

知床博物館本館ミュージアムショップ内にカフェスペースができました。 ゆっくりくつろげる空間づくりを目指しています。協力会会員の皆様は会員特典として無料、一般の方は1杯100円の募金で提供させていただいております。 コーヒ …

友好都市弘前調査報告〜タンネウシ4月号2025

勝田 一気 弘前調査 昨年の11月6日~12日に、歴史・民俗担当の三枝と考古担当の勝田が友好都市弘前に調査に行きました。弘前市にはどんな歴史や文化あるのか再発見する機会になりました。今回は、学芸員2人が見て、聞いて、体験 …

斜里川の東西で異なる砂丘の砂〜タンネウシ3月号2025

合地 信生 砂丘と湖 網走から峰浜までオホーツク海沿岸には砂丘が作られており、砂丘の内側には藻琴湖、涛沸湖、涛釣沼などの湖沼があります。斜里平野もかつては湖でしたが客土され、現在は平野になっています。 砂の大きさと色 網 …

第43回特別展図録 大標本展 〜標本たちの物語をたどる

知床博物館は前身の「知床資料館」時代も含めると開館してから50年を超える歴史があり、収集してきた生物標本は1万点をゆうに超えています。これらの膨大な標本は野外で採集され、博物館へと収蔵されるに至るまでに1点1点歩んできた …

斜里の竪穴式住居跡調査〜タンネウシ2月号2025

勝田 一気 斜里の竪穴住居跡群 道東には、縄文文化期から擦文文化期の間に使われた竪穴住居が、今もなお「窪み」として数多く残っています。斜里も例外ではありません。海岸線の小高い砂丘上には多くの竪穴住居跡が残っており、過去に …