カシュニの滝の岩礁 〜タンネウシ9月号
合地信生 今年の4月、知床半島カシュニの滝沖で観光船の沈没事故が起きました。事故発生後から、カシュニの滝付近の複雑な海底地形が注目されました。 海岸線の地形 知床半島の海岸線は、基部の峰浜からオシンコシン崎までは海底で …
合地信生 今年の4月、知床半島カシュニの滝沖で観光船の沈没事故が起きました。事故発生後から、カシュニの滝付近の複雑な海底地形が注目されました。 海岸線の地形 知床半島の海岸線は、基部の峰浜からオシンコシン崎までは海底で …
阿部 公男 斜里町農業資料等収蔵施設と聞いてピンとくる方は少ないかも知れません。この施設は「斜里農業発祥の地」と言われる朱円地区の旧朱円小学校校舎を再利用し、平成31年度に設置されました。博物館には多種多様な資料が寄せ …
村田 良介 学校名も変わる! 町内の学校の名前の多くは地区名が充てられていましたが、地区名とは異なる場合や現在と異なる時期もありました。既に閉校になった学校がほとんどですがそれらの学校をご紹介します。 ■朱円小学校は、明 …
臼井 平 斜里川で巨大イトウが打ち上がる 2022年5月11日の夕方、博物館に町民からの通報がありました。「斜里川の河口 で120cmのイトウが死にかけている。」というのです。現地に到着すると 、泳 ぐ力は既になく、呼吸 …
文化年間(一八〇七・八年)弘前・津軽家中 百三名 斜里在駐記録蝦夷地警備日記(松前詰合日記 全 斎藤勝利)を読む 【改訂版】 文化四年江戸幕府の命により蝦夷地斜里場所警備に赴いた津軽藩の下級武士斎藤勝利が著した松前詰合日 …
阿部公男 桜園の始まり 斜里町での朱円小学校の歴史は古く、明治33年、斜里町農業の祖と云われる鈴木養太が児童数33人で簡易教育所として開設したことにはじまります。明治42年には児童数が100名を超え、さらに、大正5年に …
三浦 一輝 知床の川を歩くと、「ビッ、ビッ」と 鳴く黒っぽい鳥を見かけます。声の主はカワガラスです。名前にカラスとつきますが、 街中で見る黒いカラスの仲間ではなく、大きくはスズメの仲間です。北海道から九州までの渓流に棲み …
合地 信生 シロウリガイのコロニー 知床半島は火山活動が活発で環境が不安定なため、化石が少ない地域です。なぜなら、海洋生物の化石は太陽光が届く浅い静かな環境で、ゆっくりと土砂が堆積する必要があります。知床半島の数少ない …
三浦 一輝 2021年度に当館の三浦学芸員が行なった調査結果を元に、北方民族博物館友の会・機関誌「アークティック・サークル No.122(2022年春号)」の Feild Noteにエッセイを寄稿し、掲載いただきました …