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ブログ, Page 8

道路の歴史が語る地球の変化〜タンネウシコラム5月号

合地 信生 開拓当時の道路 江戸時代に正確な日本地図を作った伊能忠敬が磁石を用いて測量したように、北海道の開拓でも磁北を基準に東西南北に交差した道路を作りました。1900(明治33)年に作成された斜里町原野区分図を見ると …

令和3年度知床博物館協力会総会資料

知床博物館協力会会員の皆さまへのご連絡です。6月号のタンネウシとともに令和3年度の知床博物館協力会総会概要版をお送りしました。当日配布した詳細資料を<こちら>に掲載します。 今後ともどうぞよろしくお願いします。

秋田城とチャシコツ岬〜タンネウシコラム4月号

平河内 毅 史跡化から2年 ウトロのチャシコツ岬上遺跡(通称:カメ岩)が国史跡に指定されてから、早いもので2年が経ちました。話題となった「オホーツク人、近畿と交流か」、「知床で奈良の銅銭出土」といった新聞の見出しを目にし …

記録を残すために〜タンネウシコラム3月号

記録を残すために 横山 仁美 酸っぱい匂いがする? 先日、2つの音声用オープンリールテープが博物館に持ち込まれました。いずれも旧越川小学校の行事を記録した貴重な資料で、一方は劣化もなく綺麗な状態でしたが、もう一方はテープ …

ヤマブドウは禁断の味?〜タンネウシコラム2月号

村上 隆広 みんな大好きヤマブドウ 厳しい寒さが続いています。もう実りの秋は遠く過ぎ去ってしまいましたが、動物たちの足跡を追いかけると、真冬になってもヤマブドウを食べていることがわかります。12月に斜里岳の山麓を歩いてい …

オホーツク人の火起こし〜タンネウシコラム12月号

平河内 毅 古代の着火方法 12月に入り一段と寒さが増し、各家庭ではストーブやコタツが大活躍中のことと思います。現代ではスイッチひとつで点火でき、灯油やガスのおかげで火を絶やすことなく生活できます。しかし、大昔ではそう簡 …

知床連山が高いのは水のおかげ〜タンネウシコラム11月号

合地信生 マグマの誕生 知床半島中心部には1,500m級の火山が連なっていますが、全てが陸上の溶岩ではなく基盤の堆積岩との二段構造になっています。標高800mの地点に堆積岩があるので、本体の溶岩は数十万年の間に海底から8 …

サケの仲間 2 鮭と川と人と〜タンネウシコラム10月号

三浦 一輝 サケと聞くと、店頭で売られている切り身やいくらなど、水産物としてのサケを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、視点を変えれば、サケは他にも多くの分野とのつながりを持っていることを実感できます。 考古とサケの …