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タンネウシ(2009年1月以降), Page 2

身近な排水路に何がいる?〜タンネウシ2月号

臼井 平 農地開拓と排水路 斜里町の市街地には、数多くの水路が流れています。斜里は地名の元となったアイヌ語「シャル(アシの生えているところ)」のとおり、かつては大湿地帯でアシ原でした。その土地に先人たちが鍬を入れ、無数の …

斜里の石碑「社日碑」のお話〜タンネウシ1月号

三枝 大悟 「社日」ってなんだ? 「社日」という言葉を聞いたことはありますか?これは、地神(土地の神様)をお祭りする日のことで、一年に2回、春分と秋分にそれぞれ最も近い戊の日を指します。石碑に宿る神様に対し、農作物の豊作 …

オホーツク海の形成と道東の地質〜タンネウシ12月号

合地 信生  私達が住んでいるオホーツク海は流氷だけではなく、その形成に関係したいろいろな地質現象が陸上にも見受けられます。オホーツク海は南北2つの地形に分かれ、北半分が浅大陸の岩石、南半分(千島海盆)が深く海洋底の岩石 …

先人と先輩の足跡〜タンネウシ 10月号

村田 良介 特別展示 先月下旬から3年ぶりの特別展「斜里平野の魅力」が始まっています。既にご覧いただいたでしょうか。  斜里平野はさまざまな角度からアプローチされてきました。博物館としても地質や地形、遺跡や歴史、砂丘や自 …

旧役場庁舎の保存と活用〜タンネウシ9月号

阿部 公男  斜里町旧役場庁舎は、昭和4年 (1929年)に新築されたハーフティンバー風意匠を持つ建造物です。昭和10年 (1935 年 ) に発生した大火後に復興した商店街の写真を見ると、縦型の窓、梁や柱などの構造体を …

神社とお祭りから地域を見る〜タンネウシ8月号

三枝 大悟 夏の日差しも強まってきた 6 月、ウトロの知床遠音別神社で開催された例大祭にお邪魔しました。斜里町域には 1 0 軒を超える神社があり、6 月から 9 月ごろを中心にお祭りが執り行われます。短い道東の夏が、神 …

開館時の情熱を思い出す展示〜タンネウシ7月号

合地 信生 偏光板を使った動く展示博物館に入ってすぐの地質コーナーには知床の岩石について展示されています。目の高さの位置には、岩石がどの様にして地球内部で作られ循環しているのかを偏光板の動きで示した「岩石の移りかわり」パ …