ヒグマのことを知りたい方におすすめの本

10月18日、斜里町市街地にヒグマの親子が出没し、全国的に報道されました。
全国でクマの出没が相次いでいることもあり、大きく報道されたのかもしれませんが、斜里町での一件は、他の地区とは事情が違う面も多くあるようです。
例えば、本州ではクマのエサとなるどんぐりなどが不足しているようですが、知床ではエサの不足は全く無いとのこと。
以下の記事が参考になります。
 ●村上学芸員のブログ:くろてんブログ
  →ヒグマが斜里市街地に出没しました
 ●知床自然センター:SEEDSコラム山中事務局長のつぶやき
  →お騒がせの斜里市街地ヒグマ出没(10/19)
  →知床のお騒がせグマ第2弾(10/26)
今回の報道に接し、ヒグマの生態や、関係機関のヒグマ対応に興味を持たれた方も多いと思います。
☆山から十数km以上離れた斜里市街までやってくるのは、非常にまれなケースとのこと。本来ヒグマの行動半径はどれくらいなのだろう?
☆ヒグマにバッタリ会ってしまった時は、どう振る舞えばいいの?
☆ヒグマの駆除や対策は、どのように行われているのだろう?
などなど・・・。
知床博物館刊行の本では、ヒグマについて基礎から学ぶことができますので、是非ご一読下さい。(購入方法へ
しれとこライブラリー3「知床のほ乳類2」
知床のほ乳類2
232pp、2001年発行、1944円
 
 →山中正実さん(現知床自然センター事務局長)、岡田秀明さん(現斜里町役場)による執筆で、知床の最前線でのヒグマ研究成果をわかりやすく解説しています。現場でヒグマと接している両氏の迫力ある文章は読み応えがあり、知床でのヒグマ管理について、よく理解できます。
知床の動物たちにひそむ危険と対処-自然を楽しむために- 知床博物館特別展図録
危険と対処
32pp、2009年発行
価格:400円 ※2012/11/1 価格改定しました
 →ヒグマの危険から身を守るため、フィールドサイン等の知識を解説しています。
ヒグマワークブック
ヒグマワークブック
18pp、2009年発行、300円
 →ゲームや質問に答えながらヒグマについて学べます。
また、当館刊行ではありませんが、以下の本でも楽しみながらヒグマについて学ぶことができます。
ヒグマかるた
 野生動物教育研究室WEL、1600円
 →ヒグマの意外な生態が読み札と取り札の絵で表現されています!
しれとこのきょうだいヒグマ ヌプとカナのおはなし
 知床財団、1500円
 →仲良しのきょうだいヒグマに訪れた、悲しい結末とは・・・?
すくすくヒグマ
 北海道新聞社、1470円
 →知床の大自然で生きる親子のヒグマを美しい写真で紹介します。
いずれも、館内ミュージアムショップ、または通信販売で取り扱っております。
FAXまたは電話でご注文下さい。 
佐藤

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