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タンネウシ(2009年1月以降), Page 3

三浦詔男さんのこと…〜タンネウシ5月号

村田良介 追悼 3月12日に知床博物館協力会副会長の三浦詔男さんが亡くなられました。  三浦さんには平成13年から博物館協力会の副会長として博物館活動を支えていただきました。また、津軽藩士殉難慰霊碑を守る会の副 …

天然記念物の保護と博物館 〜タンネウシ3月号

阿部公男 知床博物館での生物飼育  知床博物館では、開館の時から天 然記念物のオオワシとオジロワシを飼育しています。正確には博物館設置以前の資料館時代から飼育がおこなわれていて、以前はタヌキや鹿、シマフクロウなども飼育し …

イワウベツ川に住む魚たちのいま 〜タンネウシ2月号

臼井平 イワウベツ川の魚に起きている異変  今年度から、世界遺産地域を流れるイワウベツ川で知床財団・知床博物館・東京農業大学の3 者協働で魚類の生息密度を調べるモニタリング調査が始まりました。その結果から、この川に存在し …

講演と博物館の役割〜タンネウシ1月号

阿部 公男  先日、知床のヒグマについて研究してきた白根ゆりさん 神保美渚さんをお招きして「研究から見た知床のヒグマのくらし」と題する講演会を開催しました。知らなかったヒグマの事実を知り、改めて知床に暮らす幸せを感じてい …

交通・輸送手段の変遷 〜タンネウシ12月号

村田良介 斜里町は、斜里川河口付近の市街地を中心に明治・大正・昭和・平成と発展を続けてきました。これらを支えた交通や輸送手段の変化を振り返ります。 海路斜里に根室-網走間の定期船が寄港するのは明治30年代からですが大正時 …

国後島より大きい阿寒摩周知床火山列 〜タンネウシ11月号

合地信生  知床半島は火山活動で生まれました。火山が直線上に連なる知床半島から雌阿寒岳までを1つのグループとして「阿寒摩周知床火山列」と呼ばれています。そしていろいろなタイプの火山があります。  火山活動が活発なのは列の …

寄生虫がつくる物質循環 〜タンネウシ10月号

臼井平 流氷から始まる「物質循環」は世界遺産知床を象徴する重要なキーワードですが、自然界には様々な物質循環が存在しています。 「サケ」が結ぶ海と陸域の物質循環  「海から遡上したサケ・マスが陸域の生態系に大きく寄与してい …

カシュニの滝の岩礁 〜タンネウシ9月号

合地信生 今年の4月、知床半島カシュニの滝沖で観光船の沈没事故が起きました。事故発生後から、カシュニの滝付近の複雑な海底地形が注目されました。 海岸線の地形  知床半島の海岸線は、基部の峰浜からオシンコシン崎までは海底で …