渓流に潜る鳥 “カワガラス”〜タンネウシ4月号
三浦 一輝 知床の川を歩くと、「ビッ、ビッ」と 鳴く黒っぽい鳥を見かけます。声の主はカワガラスです。名前にカラスとつきますが、 街中で見る黒いカラスの仲間ではなく、大きくはスズメの仲間です。北海道から九州までの渓流に棲み …
三浦 一輝 知床の川を歩くと、「ビッ、ビッ」と 鳴く黒っぽい鳥を見かけます。声の主はカワガラスです。名前にカラスとつきますが、 街中で見る黒いカラスの仲間ではなく、大きくはスズメの仲間です。北海道から九州までの渓流に棲み …
合地 信生 シロウリガイのコロニー 知床半島は火山活動が活発で環境が不安定なため、化石が少ない地域です。なぜなら、海洋生物の化石は太陽光が届く浅い静かな環境で、ゆっくりと土砂が堆積する必要があります。知床半島の数少ない …
三浦 一輝 2021年度に当館の三浦学芸員が行なった調査結果を元に、北方民族博物館友の会・機関誌「アークティック・サークル No.122(2022年春号)」の Feild Noteにエッセイを寄稿し、掲載いただきました …
ユキウサギは冬に何を食べる? 数年前、雪融けの頃に斜里岳の登山道を歩いていたら、ユキウサギの丸い糞がコロコロ転がっていました。何を食べていたのだろうと周りを見回しましたがよくわかりません。そこでふと頭上を見るとダケカン …
三浦 一輝 北海道には、現在もアイヌ語に由来する地名が多く残されています。例えば、斜里町の「シャリ」は“葦の生えている湿地、沼地”を意味するアイヌ語が語源とされています。アイヌ語地名は地形や生き物の名前を示すものが多く …
三浦一輝 みなさんはカワシンジュガイという二枚貝を見たことがありますか?殻の長さが13 cmほどになる二枚貝で、貝殻全体が黒いことから“カラス貝”と呼ばれることもあります。北海道に広く分布し、斜里川の一部にも同じ仲間の …
合地 信生 カムイワッカ川は温泉が流れる川として知床でも人気の観光地の一つです。川底は白くなっていますが、川岸の岩石は一般的な灰色をした安山岩です。流量の多い場所では川底の安山岩が白く変わったような様相になります。 カ …
村上隆広 増えてきたカワウ 哺乳類が専門の私がパソコンで「カワウ」と入力しようとすると「カワウソ」と自動変換されてしまいますが、今回はカワウのお話です。長良川の鵜飼いをイメージされる方もいるかもしれませんが、あれはカワ …
阿部公男 8月14〜27日、斜里町の旧役場庁舎では町内団体による「葦の芸術原野祭」が開催されました。本芸術祭では、展示や演劇、音楽演奏などが行われ、開期中は多くの方にご来場いただきました。 旧役場庁舎の外観からは、現 …