斜里川のミシシッピアカミミガメ

知床博物館で飼育している隠れた人気者(?)の、ミシシッピアカミミガメです。
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過去に斜里川で捕獲された個体です。
ミシシッピアカミミガメは「ミドリガメ」として売られており、子どもの頃は5センチ程度ですが、大人になると30センチ程に成長します。
飼えなくなった人が川に放流するなどして、生態系への影響が懸念されています。
COP10の会議が名古屋で始まり、外来生物への注目が集まる中、神戸市立 須磨海浜水族園での取り組みがニュースで紹介されていました。
8月に淡水ガメ研究を目的とした施設が開園し、外来種のミシシッピアカミミガメを持ち込むと入園無料、というキャンペーンを行ったところ・・・。
家で飼えなくなったカメや河川で捕獲されたカメが、なんと一週間で600匹も持ち込まれたそうです。
博物館では一匹寂しく余生を過ごしているミシシッピアカミミガメですが、全国には(残念ながら)たくさんの仲間がいるようで、驚きました。
マナーの徹底や、法律が整備されるなどして、捨てられるカメがいなくなる日が早く来るといいですね。
※注:知床博物館では、飼えなくなったカメの引き受けはしておりません。
ミシシッピアカミミガメ水槽
佐藤

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